上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
電子内視鏡は、先端部にある小型のCCDで胃の内部を撮影し、モニターに拡大して詳細な画像を映し出す装置です。 内視鏡検査の場合、必要があれば、病変部の組織を採取し病理組織学的検査も同時に行うことができます。 内視鏡の操作性や取扱技術は格段に進歩しており、術者の経験が不充分でなければ、経口の内視鏡でも思っているほど苦しい検査ではありません。 経鼻内視鏡の画質も充分に診断できるように改善されましたので、より楽に検査ができるように経鼻内視鏡も行っています。 開腹手術で胃を失うことの無い早期胃癌を発見できるように、あるいは正しい診断の元で効果的な胃の治療を受けるために、上部消化管内視鏡検査を受けて下さい。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を受けられる方へ
当日の朝は絶食して来院して下さい。胃液の分泌
を押さえるため検査終了まで禁煙して下さい。
鼻あるいは咽の局所麻酔を行い、胃の運動を止める注射をし、内視鏡を挿入します。
食道・胃・十二指腸を観察し、病変があれば一部組織を採取し、顕微鏡で見る検査を行います。
前日熟睡でき当日リラックスして検査にのぞむことができると、楽に検査を受けることができます。
経口内視鏡では、無麻酔でも検査は可能ですが、嘔吐反射を抑えるため咽の奥をしっかり麻酔します。
経鼻内視鏡では、鼻出血の予防と鼻腔を広くするためと痛みがでないようにするために鼻腔へ血管収縮剤と麻酔剤の注入を行います。
検査中は、つばを飲み込まないようにして、よだれをたらす様にして下さい。
つばを飲み込むと気管にはいり、むせて苦しくなります。
病変部より組織を採取した場合、小さな傷が付きますが、すぐに直ります。
しかし、念のため止血効果のある緑色の液体の胃薬を投与します。
検査終了後1時間後と食間にお飲み下さい。
咽の麻酔がさめるまで誤嚥の危険がありますので
1時間ぐらい食事を食べないで下さい。検査終了後
1時間ぐらい車の運転など危険を伴う作業を行わな
いで下さい。
ご希望があれば遠慮せずにご相談下さい。
潮見クリニックでは、一般診療の開始前に終わるように、通常、午前8時30分より予約制で行っています。 朝が遅い人は午前の診療時間了後の正午過ぎに、あるいは午後の診療終了後の午後7時過ぎに検査を行うことも可能です。