肥満は生活習慣病の元


 日本人の平均寿命は世界一です。衛生や医薬品などの進歩、特に感染症対策は平均寿命改善に大きな役割を果たしました。しかし、食事の欧米化による肥満の増加は寿命を縮めています。肥満は生活習慣病の原因であり、しかも肥満と供に高血圧や高脂血症や高血糖などが重なると、より健康被害が大きくなります。このような状態が重複すると、知らない間により早く動脈硬化が進みます。その結果、ある日突然に血管障害が起こり、不自由な体になってしまいます。最近は単に寿命を延ばすのではなくて、健康に生活できる時間を延ばすことに重点が置かれています。肥満を解消し健康寿命を延ばしましょう。

肥満の指標

BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
 身長と体重から計算するBMIという指標をお勧めします。特殊な機械を使用しないで簡単に測定でき、大規模にデータを収集することができるため、多くの信頼できるデータがあります。その他、腹囲測定もよく用いられます。BMIは多くのデータから、22が最も病気にかかりにくく長生きをすることがわかりました。このことより理想的な体重を計算すると次の式になります。
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

身長と体重を入力後、計算ボタンを押して下さい。
身長(cm)
体重(kg)
BMI
理想体重(kg)
基準値(kg)

減量のこつ

@少ないカロリーで腹八分目と感じられる様に、よく噛む。ゆっくり食べる。栄養のバランスをとる。A基礎代謝を増やすために、筋肉をつける。食事を3回食べる。入浴する。B体脂肪を減らすために有酸素運動をする。
 一時的に身体の水分や筋肉や骨を減らして、やせた様な錯覚をしないように気をつけましょう。食事療法と運動療法が基本ですが、場合によっては、保険診療で使える肥満症の医薬品もありますので、かかりつけ医にご相談下さい。


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