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帯状疱疹 ヘルペスゾスター の予防注射


 帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルス varicella-zoster virus による感染症です。 感染力が非常に強く、ほとんどが子供の間に感染します。 子供の頃にかかった水疱瘡が、体力や免疫力が低下した時に、帯状疱疹という形で再発します。 神経破壊性の疼痛が残ることがある帯状疱疹後神経痛の原因となります。

乾燥弱毒生水痘ワクチン

  子供用の水疱瘡予防のワクチンと同じものを50歳以上の者を対象として帯状疱疹予防を目的として接種するものです。 ただし、明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者に接種できません。 1回皮下に注射します。

接種をしてはいけない人、避けた方が良い人は?

  1. 37.5℃以上の発熱がある者
  2. 重篤な急性疾患にかかっている者
  3. 予防接種の成分によってアナフィラキシーを起こした者
  4. 妊娠している者
  5. その他、予防接種を行なうことが不適当な状態にある者
  6. 生ワクチン接種後4週間以内の者
  7. 人免疫グロブリン製剤投与後3ヶ月(大量療法の場合は6ヶ月)以内の者
  8. 細胞性免疫が低下している者
  9. 急性リンパ性白血病で広範な放射線治療、急性リンパ性白血病で白血病の強化療法、急性リンパ性白血病で免疫抑制作用の強い治療中の者
  10. 悪性リンパ腫、急性骨髄性白血病、T細胞白血病の者

 エリスロマイシンとカナマイシンが含まれていますので、これらの抗生物質にアレルギーのある人は接種できません。また、妊娠中には、胎児に影響がでる可能性がありますので、接種できません。成人女性に生ワクチンを接種する場合は、接種1ヶ月前から接種2ヶ月後まで、避妊する必要があります。

シングリックス筋注用

  50歳以上が対象の帯状疱疹を予防するために開発されたワクチンです。 2か月あけて、2回筋注します。 50歳以上の大人専用です。 帯状疱疹に対する予防効果は50歳以上で97%、70歳以上で90%でした。

接種費用:検討中

シングリックスのスケジュール
1回目 2回目

1回目接種より2ヶ月後に2回目を接種 2回目は遅くても6ヶ月以内

シングリックス接種後7日以内に起こった主な副反応
注射した部位痛み78%赤み38%腫れ26%
注射部位以外筋肉痛40%疲労39%頭痛33%
悪寒24%発熱18%胃腸症状13%

接種をしてはいけない人、避けた方が良い人は?

  1. 37.5℃以上の発熱がある者
  2. 重篤な急性疾患にかかっている者
  3. 予防接種の成分によってアナフィラキシーを起こした者
  4. その他、予防接種を行なうことが不適当な状態にある者